会社でやりたいことを聞かれた時の回答ともやもや

お金

やったこと

会社員として、仕事をしている中で「やりたいこと」を聞かれたときの回答を間違えていたことに気づいた。何を間違えていたと思ったのかについてここに記載しておく。

わかったこと

「お金をもらえるなら何でもやります」と答えていた

これまで、「やりたい仕事はある?」と聞かれたら、「お金をもらえるなら何でもやります」と答えていた。正直その通りだと思っているし、お金のために仕事をしている側面が強いので、気持ちをそのまま伝えたらこうなった感じだ。逆にいえば、お金をもらえないのであれば、やりたくない。

そして、補足すると「何でもやります」と言えるように、事業目的やビジョンに共感できる会社を選んでいた。そこに共感できなければ、「何でもやります」はリスクが大きい。

「何でもやります」だと何がやりたいのかわからない

一応、正社員で働いていたので、給与は保証されているように思う。(ほんとか?)
その状況で相手が「やりたい仕事はある?」と聞いてくる場合、モチベーションの高い仕事を依頼したいという思惑があるように思う。そういう状況で「何でもやります」と答えていると、自分がどんな仕事をやるとモチベーションが上がるのかわからない。

こういうことに改めて気づいた。

「何でもやります」は短期的には効果的だが

一応考えてみると、「何でもやります」というのは短期的には効果的になる。お金を出せば、持っているスキルや経験を活かしてどんな仕事でもやってくれる人材は役に立つ。お金を出してさえいれば文句は言わないのであれば、雇いやすいように思う。

ただ、これは短期的な話であって、何でもやる、と言っている人に、何でも依頼していたら、その人のストレスは溜まる。というか、自分はストレスがどんどん溜まるタイプだった。そして、ストレスが限界を迎えたら、転職するなど、何らかコミュニティから離脱する方向で話を進めていく。

転職自体はそれほど多く経験したわけではないが、バンド活動をしていても同じようなことは起きた。「自分は何でもやる」という便利屋を買って出るが、何でもやり続けているうちにストレスが溜まって爆発するパターンは何度か経験している。これは自分が抱えている問題なのだろうと思う。

本当にやりたい仕事は、社内でやりたいと言わない

もう少し考えてみたら、やりたい仕事を聞かれたときに、身近な人、例えば社内とか家族とか、に伝えることはほとんどないように思う。なぜか、彼らに伝えることで、やるしかなくなるからだと思う。その状況が辛い。

「やりたいことなのに、やっていない」という状況が自分にとってしんどい。有言実行を心情にしている部分があるので、身近な人に伝えることで、その人たちに会うたびに「自分は有言実行できていない...」という気持ちになってくる。しんどい。

また、「この人は、本当はこれをやりたくないけど、これをやってくれてるんだよなあ」というのがわかりやすくなると、自分は結構な圧を周りにかけて行ってしまうと思う。それもなんか辛い。

金になるかわからない仕事を取りに行くのは抵抗がある

他にも自分がやりたいことを身近な人に表明するのに抵抗がある理由はある。

今パッと思い浮かぶだけで、新規事業の開発や社外への広報やコミュニケーションデザインがやりたいと思っている。また、社内でヒアリングをしてブログを書いたり書籍や社外に発表するのもやりたい。ただ、これは金になるのか?というとなんかわからない。

自分の中で、このような活動が金につながるという実感を持てていない。金につながらないことを仕事にするつもりはないので、この話をやりたいというのは抵抗がある。金を稼ぐ、というのは自分の中で結構比重が高い活動なのだとわかる。

これから

ふと、「やりたい仕事は何?」と聞かれた時の回答で相手に自分がやりたいことを伝えてなかったな、ということに気づいた。最終的に独立したいという気持ちがあったからこういう話になっているのだと思うが。

実際に自分が独立する話になってみると、改めて自分がやりたい仕事はなにか、という部分に向き合わざるを得ない状況になってきた。その中で、こういうことに気づいた。というのを今回は言語化した。

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